T土星、N4室入り


土星、乙女座入りよりひとあし早く
月と金星をおともに、ネイタル4室入り。


私の実家には、こどもを連れて度々行っているが
近距離なので、いつも車で日帰りというパターン。
この夏はなんだか気がむいて
子にとっては夏休みの思い出になりそうだし
ジジババ孝行にもなるしな、とおもい
泊まりにいくことにした。
私自身、実家に泊まるのは本当にひさしぶりで
記憶を辿ってみたら、いやはや10数年ぶりだった。
正直なところ、ちょっと実家が苦手なのだ。
父や母が、でなく、建物自体が。
長時間いると、活力が目減りしていくというか
やる気がそげていくというか
里帰りして癒される、というのとは真逆で
なぜか疲弊してしまうのだ。
実際、元自分の部屋で寝たのだが、全く疲れがとれなかった。
まあそれでも、ジジババが孫を相手に
心底楽しそうに笑っているのを見ると
来た意味あったじゃん、とヘタレ気分も引っ込む。
団欒に水をさすのもアレなので、ひとり、実家の掃除をした。
この実家の掃除というのが、帰省の裏テーマだったなー、と今気づく。
家(両親、心のよりどころ)→『4ハウス』を
掃除(自分自身のエゴを捨てて研鑽する)→『土星
全くもって直球な解釈で
土星を、ネイタル4室にお迎えしたカタチに。


掃除をしていたら
学生のときの資料がいろいろでてきた。
生きている時間のなかでもっとも停滞していてダメダメで
なんにもしなかった、できなかった、と記憶していた時期のころのもの。
見に行った展覧会のチケットの半券やチラシやリーフレットが
大量にファイリングしてあった。
すっかり忘れていたけど
こんなにいろいろ見に行って、もがいていたんだなぁと
後輩を見るような気持ちで、昔の自分に想いを馳せる。
そして、どれひとつ印象に残ってないことに気づく。
やっぱり当時は心を閉じていて
受け入れる余裕などまったくなかったのだ。
ブルドーザーのように、目の前のものをなぎ倒している当時の自分。


振り返って今
トラクターになって、土を耕したい。
この先2年のテーマかな。